現場でこんな経験はありませんか?

自主練するって言ったのに、もうやめてしまったみたいだな…



セルフケアが大事って、何度言っても習慣にならないんだよな…
やる気満々で始めたにもかかわらず、継続ができない。
ここで多くの大人はつい思ってしまうはず…。



この子はやる気がないのかな?



コツコツと継続するのが苦手なタイプなんだろうか?
私も昔はこんな風に思っていました。



やる気はてめえで持ってこい!
でも実は、モチベーションや継続力は「性格の問題」ではなく、
環境によって作られる部分が非常に大きいとされています。
これは、応用行動分析(ABA)でも心理学でも共通する、非常に重要な考え方です。
今回の記事では、
- なぜ子どものやる気は続かないのか
- モチベーションはどうすれば育つのか
について、解説していきます。
始める前はやる気満々だったのに…



セルフケアを習慣にするって宣言してたのに、数日でやらなくなってる!
始めることはできるのに、継続ができない。
これは、大人でも子どもでも、スポーツでも勉強でも、
どんなシーンでも起こるごく当たり前の現象です。
「始めること」と「継続すること」の違いを整理してみましょう。
心理学では、行動を始めるときのエネルギーを「動機づけ」といいます。
- もっと上手くなりたい
- タイムを縮めたい
- 試合に勝ちたい
- 痩せたい
- キレイになりたい



おっと…後半に私の願望が混ざってしまいました笑
こうした「○○したい」という思いが動機づけです。
つまり、動機づけが強ければ、
- 自主練を始められる
- セルフケアを始められる
しかし、ここに落とし穴があります。
動機づけは「始める理由」であって、「続ける理由」ではない。
つまり、人間は成果が遠い行動はそもそも続きにくいようにできているのです。
行動が続くかどうかを決めるのはこれだった!
前回までお話ししてきたとおり、行動は常に下記の流れで決まります。


ここで重要なのは、C=行動の直後に得られる結果(強化子)がその行動を続けるかどうかに強く関与する
という点です。
つまり、
- 行動の直後にプラスの結果がある→続きやすい
- 行動の直後に何もないorマイナスがある→続かない
という、極めてシンプルな構造になっているのです。
では、動きづくり・筋トレ・コンディショニングはどうでしょうか?
- やった瞬間に成果があるわけではない
- 明日すぐに速くなるわけではない
- やった直後に疲労感がある
つまり、行動を維持させるための「強化子(C)」が構造的に弱いのです。



大人の皆さんも、筋トレやダイエットに挫折した経験があるのではないでしょうか?
つまり、これは子どもの性格ではなく強化子が遠い設計だからということです。
動機づけと強化子の違い
つまり、こういうことです。
✓動機づけ=始める理由(行動の前)
- 「やるぞ!」「頑張るぞ!」の気持ち
- 行動のスタートボタン
- 最初の1歩を踏み出すためのエネルギー
✓強化子=続ける理由(行動の後)
- 行動の直後に得られるうれしさ、納得感、成果、フィードバック
- 行動を習慣化する燃料
つまり、
動機づけが強いから、始められる!
強化子が弱いから、継続ができない…
これが、自主練や筋トレ、ダイエットで起こっている現象の正体です。
継続ができないのは、性格のせいではなかった!
- やる気満々で始めたのに3日坊主
- 基礎練はサボるけど、ゲームになると元気になる
- 「大事だよ」と何度伝えても継続ができない
一見やる気の問題のように見れるこれらの現象は、ABAの視点から見ると全く別の結論に至ります。
やる気(動機づけ)は十分にあるが、行動を維持する強化子が弱いだけ!
つまり、行動を継続させるための強化子を操作できれば、変えることができるのです◎
まとめ:やる気が続かない原因は「強化子」にあった
継続ができないのは、やる気の不足ではなく、継続するための仕組みが不十分だからです。
行動を継続するための「強化子」が遠ければ、やる気があっても行動の継続は困難です。
つまり、
- やる気や気合いで行動を習慣化しようとする
- 行動が習慣化しやすい仕組み(環境)を整える
ということです。
強化子を上手く設計することで、「継続する」という技術を身につけることができます。
次回の記事では、
「じゃあどうやって強化子を作ればいいの?」
ということについて解説をする予定です。



次回が楽しみな方や参考になった方は、ぜひコメントをいただけると励みになります!







コメント
コメント一覧 (1件)
[…] いつも3日坊主…。行動が続かないのには理由があった! 現場でこんな経験はありませんか? […]