こんにちは。

コーチの永井です。

遊びじゃなくて、もっと高度なトレーニングをしてほしい…。

時折そんな視線を感じることがあります。

 

でも、ちょっと待ってください!

お子様は、高強度のトレーニング、専門性の高いトレーニングに適応する準備ができていますか?

 

子供時代に身につけてほしい要素に「36の基本動作」があります。

子供の体力・運動能力について長年研究している中村和彦先生が推奨している動作です!

参照:熊本県HP(https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/attachment/117113.pdf)

 

本来は遊びの中で自然と身につけることができるといわれていますが、

現代の子供たちはスポーツ早期専門化によって、ひとつのスポーツの偏った動きばかりを繰り返しています。

その結果、限られた動きのみを繰り返すことにより、必要な動きをバランスよく身につけていない可能性が高くなっているんです…。

 

その状態でスポーツの専門的なスキルを習得しようとしても、基礎がないために上手くいかなかったり、

最悪の場合ケガにつながることもあります。

これはスクールの2、3年生たちですが…

体験で出会うサッカー少年の中にはこの距離を跳べないお子さまがたくさんいます…!

それではボールは飛ばないし、速く走ることも難しいよね、ということです。

足元の技術は高いけど、フルピッチになると活躍できない…

というお子さまはこういった動きに苦手を抱えているかも…?

 

スポーツで活躍できる技術を身につけてほしい!と願うなら、

少なくとも小学生、できれば中学生くらいまでは過度に専門化せず

幅広い動きを行うよう心がけることが必要かもしれません。

 

実際にスクールで指導をしていても、時折「この子はとても呑み込みが早いな…!」と感じるお子さまと出会うことがありますが、

保護者の方と話してみると特にスポーツはやっていなくて、とにかく外遊びが大好きということが多いです。

遊びと侮ることなかれ・・・・!

15歳までに3種目以上ののスポーツを経験した選手の方が、

その後のカテゴリーで全国レベルでプレーする割合が高かったといった研究もあるんですよ!

 

ジュニアアスリートアカデミーつくばのプログラムは「走り」を軸にしていますが、

目指す所は専門スポーツへ向かう前段階の土台を確実に身につけることです。

そのため、一見すると遊びのようなプログラムが多く含まれています。

起きる・走る

スポーツでは反動を使って力を増幅させることが必要です!

 

這う・くぐる・支える

ハイハイから立つまでが早かったお子さまは苦手かもしれません…。

 

打つ・走る・取る・定位(コオーディネーション)

ボールの軌道を予測して落下地点に入る動きはあらゆる球技で大切ですよね!

 

走る・定位(コオーディネーション)・変換(コオーディネーション)

スペーシング(定位能力)は全てのコオーディネーション能力の基礎になるといわれています。

 

動画は一例ですが、基礎を飛ばして強度の高いトレーニングへ移行すると

望む効果が得られないばかりではなく、ケガにつながることもあります。

 

習い事選びの参考にしてみてくださいね!