コーチ紹介(2025)
永井 安(ながい しずか)

経歴・資格
- 法政大学スポーツ健康学部卒
- 筑波大学人間総合科学研究科博士前期課程修了
- 修士(体育学)
- 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
- ライプツィヒ大学(ドイツ)公認コオーディネーショントレーナー
指導実績
- 小美玉フットボールアカデミー/アスレティックトレーナー(2013年~2020年、2021年~2022年)
- 茨城フットボールアカデミー/アスレティックトレーナー(2017年~2021年)
- スプリントスクール石原塾柏校/フィジカルトレーニングコーチ(2019年~2024年)
チームで働くアスレティックトレーナーから開業
こんにちは。ジュニアアスリートアカデミーつくばでコーチを務める永井安です。
私は元々U15の女子サッカーチームに所属し、アスレティックトレーナーとして活動していました。
そんな中で出会った現実が、私を大きく動かしました。
- クレバーで上手な選手が、フィジカルの弱さで競技をあきらめてしまう
- 身体能力で圧倒していた選手が、晩熟型の選手に追い越されてしまう
- チームの中心選手が、怪我により長期離脱を余儀なくされてしまう
「もっと私に能力があれば、この子はサッカーをあきらめずに済んだのかもしれない」
「スピードや強さだけでなく、「巧く」動く能力が備わっていれば、戦い続けられたのかもしれない」
「ケアやトレーニングが「当たり前」であるという環境があれば、怪我で苦しまずに済んだかもしれない」
そんな思いが募りました。
しかし、ケアもトレーニングも選手たちにとっては決して楽しいものではなく、
「やらせなければならない」という使命感と、
選手のモチベーションとの狭間で日々悩んでいました。
そんな中で、ある思いが浮かんできました。
トレーニングやセルフケアに対して、
- 大変だけど、やっておけば役に立つ
- キツイ時もあるけど、頑張ることは楽しい
- やるのが当たり前だよ。何サボってるの?
小学生のうちから「当たり前」を塗り替えることで、未来は変えられるのではないか。
そんな思いからスクール立ち上げを決意しました。
動きは「学習」で変えられる
大学で怪我のメカニズムや身体の構造を学ぶ中で、
「身体の使い方は学習で変わること」「怪我は予防できること」を知っていました。
現場で見てきた選手たちの葛藤と、学んできたことがつながったとき、
動きを改善することが最も大きな伸びしろであると感じるようになりました。
アカデミーでは、加速・減速・ストップ・切返しなど、動きの要素を分解して整理し、
理解できる難易度で積み上げる指導を続けています。
指導を続けて気づいた、「才能」の正体
独立後、たくさんの子どもたちと接する中で、ある共通点が見えてきました。
それは、才能に見える実力の裏側には見えない努力があることです。
ありきたりな言葉に聞こえるかもしれませんが、この言葉には続きがあります。
世代別代表に絡むような選手たちに関わる機会があり、知ることになりました。
彼ら、彼女らの共通点は、最初から極端な才能を持っていたのではなく、
努力を努力と思わずに積み重ねられる心の土台を持っているということでした。
私から見ればとてつもない努力でも、彼らにとってはそれが日常であり「当たり前」だったのです。
そんな姿を見て、私の使命は単に身体能力が高い選手を育てることではなく、
「成長を楽しめる心を持った選手」を次の指導者へリレーしていくことだと感じています。
行動を変えるのは、「意志」ではなく「環境」
指導を続けていく中で、
- 頑張れない子
- 集中できない子
と評価されてしまうのは、本人の性格ではなく環境が合っていないだけだとわかってきました。
この考え方の基になっているのは、応用行動分析(ABA)です。
ABAの原理を指導の組み立てに使うことで、
- 小さな成功が積み重なる設計
- もっとやりたいと感じられる課題
- 挑戦・失敗しても大丈夫だと思える雰囲気
こんな環境を少しずつ意図的に作れるようになってきました。
環境が整うと、子どもたちは自然に「やるぞ!」と動き始めることができます。
これが、私が大切にしている指導の土台です。
こんな成果が出てきました
- 地道なトレーニングに前向きに取り組めるようになった
- サッカーでフィジカル負けしなくなった
- コツコツと自主練に取り組めるようになった
- 粘り強く努力できるようになった
あの日の私が育てたいと願った「当たり前」を持った選手たちが、
いまのアカデミーにはたくさんいます。
正しい方法と環境が整えば、どんな子でも成長できると私は確信しています。
\ 無 料 体 験 実 施 中 /
